2020
导演:林美希
【序章より】(抜粋) 唐王朝の軍事力は、府兵制という一元的なシステムのみでは捕捉できないさまざまな性格・出自を持つ者たちによって重層的に形作られているということに気がつく。それは唐が、少なくともその前半期においては、多元的な構造を有する「帝国」であったこととも深い関係があるだろう。その最大の特色とされる「国際性」や「帝国的支配体制」とはどのような構造を持ち、それはどのような装置によって機能していたのか、本書が目指すのはその解明である。そして軍制に限っていえば、国の根幹をなす軍事力とはいかなるものであったのか、という問題については、これまで捨象されてきた近衛兵たち、すなわち北衙禁軍の存在こそが新たな手がかりを与えてくれるのではないだろうか。(中略)本書は、以下の二部構成をとる。まず第Ⅰ部「前期北衙の誕生と宮廷政変」では、唐代前期において 北衙という軍事...(展开全部)